今年のカキは身が大きいそうです。岡山県瀬戸内市邑久町で今年もカキの水揚げが始まりました。
瀬戸内市邑久町虫明のカキの養殖場です。邑久町漁協では虫明と尻海の2つの地区で合わせて66軒がカキの養殖をしています。31日に水揚げが始まったのは虫明地区です。
20年間カキの養殖をしている松本圭司さんの船に乗せてもらいました。
水揚げするのは去年5月に種付けをしたカキです。収穫時期は台風の影響で去年より1週間ほど遅くなりました。
専用のクレーンに紐をくくりつけて持ち上げます。 そして…高いところから落としてロープからカキを離します。
(20年カキの養殖をしている邑久町漁協共同組合/松本圭司さん) 「やっぱり大きくて深さのあるカキがいいです」
(記者) 「こちらが今年初水揚げされたカキです。雨や台風などの影響もあり、今年は例年より大きく身がついたそうです」
今年は夏が暑く、海水温が高くなったため死んでしまったカキが例年より多いそうです。 しかしその分、他のカキに栄養が行き渡ったため、身が大きくつきました。
邑久町漁協では今シーズン例年並みの約1500トンの水揚げを見込んでいます。
(20年カキの養殖をしている邑久町漁協共同組合/松本圭司さん) 「今年は9月10月に台風が相次いで2週間くらい遅れた感じにはなりますけど身入りがいいですので春まで頑張れそうです」
31日に水揚げされたカキは生で食べることができ、11月1日朝から岡山県内のスーパーや大阪、名古屋などで販売されます。