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香川・危険ドラッグ事故 娘の命日に父親が心境を吐露

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 2014年、香川県善通寺市で危険ドラッグを使用した男に、当時11歳の女の子がはねられ死亡した事故です。7日は亡くなった女の子の命日でした。娘を失った父親が当時と今の心境を吐露しました。

 4年前の2月7日に、1人娘の実久さんを失った秋山隆志さん。命日は朝起きた瞬間から心が苦しいと話します。

(秋山隆志 さん)  「赤ちゃんを抱いた女の人の横で児童手当の休止の手続きをして、手が震えながら書いた覚えがあります。」

 実久さんは2014年1月29日、善通寺市の県道を下校中危険ドラッグを使用した男が運転する車にはねられ、9日後の2月7日に亡くなりました。

(秋山隆志 さん)  「(入院中に)暖かい手を触っているとまだ生きているっていう実感がして、まだまだ実久ちゃん大丈夫やでっていう思いを持ちながら看病していました。」

 命日だった7日、隆志さんは実久さんの納骨堂を訪れました。

(秋山隆志 さん)  「短かった4年間だったと思います。(死を)受け入れたくはないんですけど受け入れなきゃいけないっていう、まだ複雑な感じがしますね、ここにいると。」

 隆志さんは、去年12月から高校生に命の大切さを訴える講演活動を始めました。

(秋山隆志 さん)  「女子生徒を見てもそこまで気が落ち込まなくなったりとかしているので、実久に教えるっていう感じで危険ドラッグとか交通事故の悲惨さを伝えていこうかなっていうことを最近思っています。」

 実久さんは生きていればこの春、高校生になるはずでした。

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