先生も働き方改革です。常態化している教職員の長時間労働を解消するため、1年間、モデル校として業務改善に取り組んだ小学校の成果が報告されました。
報告会には、小中学校や高校の教諭、約70人が参加し、モデル校となった3校が取り組みを発表しました。
このうち、岡山県高梁市の高梁小学校では、体育の時間割を2枠続けて組むなど、授業の質を上げることで放課後の水泳教室を廃止しました。その結果、去年4月から1月までの平均残業時間は58時間と、前年度の岡山県の小学校の平均を6時間下回りました。
岡山県教育委員会によりますと、教職員の残業時間は小学校の平均で月64時間。高校は77時間。中学校では94時間で、過労死ラインの目安とされる月80時間を超えています。
(岡山県教育庁 教職員課/平賀和治 課長) 「来年30年度には中学校、高等学校、特別支援学校、こういう所にもモデル校として取り組んでいただいてそういった所を広げていこうと」