岡山県の学校関係者に教育現場の課題について考えてもらおうと、岡山県教育委員会が懇談会を開きました。
(記者) 「対象は小中学校の校長先生です、主な議題は教職員の働き方改革についてです」
約400人が参加した懇談会では、英語指導力を高めるための教員向けの研修や、部活動指導員など「働き方改革」に関する取り組みが紹介されました。
県は昨年度からの3年間で、教職員の月あたりの時間外労働を25パーセント減らすことを目標にしています。
モデル校の浅口市立鴨方東小学校では会議の時間短縮や業務の廃止・簡略化などを進めて、1日1人1時間ほどの時間外労働の削減に成功しました。
去年6月の岡山県の調査によると、教職員の月あたりの時間外労働は、小学校で約64時間、中学校で87時間です。 参加者は質問するなどして自分の学校で出来る取り組みを考えていました。
(中学校校長/岡山市) 「岡山県の教育施策というのがわかったので参加してよかった。学校独自のガイドラインを作成する参考になったと思います」
(中学校校長/玉野市) 「ある時間を全て授業の準備に使ったり、生徒のために使ったりとか仕事を増やして、増えていくんですよね。やる気をそがないように声かけしていく以外ないのかなと今は思っています」
(小学校校長/井原市) 「6時だよ全員退校という目標を作っております。どのように授業を観察していけば、教員の授業力を向上させられるのかも考えていきたい」