両備グループが赤字のバス路線の廃止届を提出し、のちに撤回したことを受け、岡山県がバス路線の維持などを考える検討会を初めて開きました。
検討会には、岡山県や岡山市などの4市、それに中国運輸局と両備グループなどの担当者12人が出席しました。
会の冒頭で両備グループが、3月14日に赤字路線の廃止届を撤回した経緯を説明しました。これに対し中国運輸局は、廃止届を出す前に自治体などと対応策などについて協議することが望ましいと苦言を述べました。
(中国運輸局 交通企画課/北川 由佳 課長) 「半年、または1年以上前に(廃止の)届け出を出していれば十分誠実な対応ではないかという趣旨であろうかと思いますけども、これは精神論でしかない」
一方、両備グループは既存路線への新規参入には、より需給バランスを考慮した国の基準が必要だと訴えました。 岡山県は、4月開く予定の知事を含めた代表者の協議会で、22日に出た意見を報告します。