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栗林公園のコイ殺処分に向け池の排水始まる コイヘルペス確認で 高松市

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 国の特別名勝、高松市の栗林公園で大量死したコイの死骸からコイヘルペスウイルスが確認された問題です。香川県はすべてのコイを殺処分する方針で、コイを捕獲するために池の水を抜く作業が始まりました。

(石井俊大リポート) 「池の水門が開いています。排水し、水位を15センチほどにした後コイの処分に取り掛かかる方針です」

 午前9時ごろ、栗林公園事務所の職員が公園の西湖に取り付けられているせきの一部が取り外して排水を始めました。    コイを捕獲するため約50センチある水位を一週間ほどで約15センチに下げます。

 栗林公園では今年2月から先月にかけて約250匹のコイが死んでいるのが見つかりました。2匹のコイの死骸を検査したところ、2匹からコイヘルペスウイルスの陽性反応が出ました。感染の拡大を防ぐため、県は栗林公園のすべてのコイ約750匹を殺処分する方針です。

(石井俊大リポート) 「こちらは江戸時代に描かれた栗林公園の全体図のレプリカです。コイが描かれていて、当時から見る人を楽しませていたことが伺えます」

 14日も多くの来園者がコイを鑑賞していました。

(神戸から来た人はー) 「なんとかしてあげたいけど、たぶん専門家でもなんともならないんでしょう。正直悲しいですね」

(香川県在住者はー) 「公園にはコイが付き物だから、さみしい」

(東京から来た人はー) 「残念ですね。コイもこの公園の楽しみの一つでしょうから」

 栗林公園には6つの池があり、西湖では5月22日からコイの捕獲作業を行います。終わり次第、別の池での排水と捕獲を順次行っていく方針で、すべてのコイの処分を終えるのは7月末の予定です。

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