旧優生保護法に基づき、障害者らが不妊手術を強制された問題で、全国各地で無料の電話相談が行なわれました。
岡山市の岡山弁護士会館では、弁護士8人が交代で電話相談に応じていて「自分の娘が手術をした」という男性からの相談が、寄せられていました。
厚生労働省によりますと、旧優生保護法に基づき本人の同意なく不妊手術を受けたのは約1万6500人。 岡山県では全国で3番目に多い、845人が手術を受けたとされていますが、個人を確認できる資料は見つかっていません。
(岡山弁護士会/田中将之 弁護士) 「本人はもちろんですけど、家族の方であるとか、あるいは医療機関の方とか障害者の団体の方とかも実態を知ってらっしゃる方は、どんな小さなことでもいいので情報提供していただければというふうに思っております」
無料電話相談は21日だけでしたが、メールとファックスは7月31日まで受け付けています。