中学や高校の運動部で、オーバーワークによるけがや教師の残業時間の多さなどが問題になる中、部活動の在り方について検討する会議が岡山市で開かれました。
(作陽高校/野村雅之 校長) 「競技の指導をしたいから、先生になりたいっていう生徒がかなりいて、それを休ませなきゃいけないっていうのもちょっとおかしい」
検討委員会には、岡山県内の中学・高校の校長や有識者など20人が出席しました。
スポーツ庁が3月に示したガイドラインでは、科学的トレーニングの積極的な導入や週2日の休養日を設けることなどを求めています。
これを受けて岡山県では8月中に県の方針を決めて、来年4月からこれに沿った部活動を実施したいとしています。
参加者からは「筋肉量と成長が合わず、整骨院に通う中学生も多数いる」、「いかに休ますかが必要で、部活をしないとだめという周りの意識を変えることが大切」などの意見が出ていました。
(岡山県保健体育課/山本圭司 課長) 「勤務時間がとても長くなってしまっているというようなことも、指摘される部分もございますので、本来の教員としての業務にもしっかり取り組めるようにバランスのいい部活動になってほしい」