香川県高松市の観光地「屋島」の再生について、市が国の補助を受けて行った官民連携事業の「実現可能性調査」の結果がまとまりました。
調査は去年9月から今年3月にかけて行われました。収益性の分析や市場へのヒアリングなどを踏まえ、事業のあり方について検討しました。
この中で老朽化が進む新屋島水族館については、「民間単独でのリニューアルは採算面で困難」とし、公的な関与が必要だと結論づけました。
屋島では展望スペースや多目的ホールを備えた「山上拠点施設」を来年度中に整備する方針です。 また山上までのアクセス道路を高松市が買い取って無料化し、5月26日からは「屋島スカイウェイ」として自転車や歩行者も通行できるようになりました。
調査結果では現在、バラバラに管理している観光施設全体のマネジメント体制が必要だとしています。
高松市では調査結果を踏まえて具体的な検討を行うことにしています。