香川県三豊市の85歳の女性が1000万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。犯行グループは「女性の個人情報が漏れた」と嘘をつき、対策ボランティアを装っていました。
6月8日ごろ、三豊市の無職の女性(85)の自宅に、香川県警の警察官を名乗る男Aから「あなたの個人情報が漏れています。対策のボランティアを紹介します」と電話がありました。
その後、販売会社を名乗る男Bから「女性名義で買い物をした」という電話があり、警察官から紹介された男Cに相談したところ、全て解決したことから、女性は、男Cを信用しました。
さらにその後、浄水器販売会社の社員を名乗る男Dから「女性名義で浄水器を大量に買っているので支払ってください」と電話がありました。 女性が男Cに相談したところ、「後で取り返すから金を支払う必要がある」などと言われ、女性はこの話を信じました。そして、男Cから指示された場所に来た男Eに2回にわたり、現金500万円ずつを手渡しました。
女性の息子がこの話を聞いて不審に思い、警察に相談。警察が特殊詐欺事件として捜査しています。 香川県では、こうした劇場型の詐欺被害は今年初めてです。