被災地での犯罪に注意です。倉敷市真備町で「義援金詐欺」などの特殊詐欺被害を防ごうと啓発活動が行われました。
西日本豪雨後初の年金支給日にあわせ、玉島警察署などが被災地の金融機関でチラシなどを配り特殊詐欺などの犯罪に注意を呼びかけました。
倉敷市消費生活センターによりますと、西日本豪雨のあと、倉敷市の職員を名乗って義援金を振り込んでほしいといった詐欺と見られる電話があったということです。
(記者) 「特殊詐欺だけでなく、災害に便乗した窃盗などの犯罪にも注意が必要です」
岡山県では7月9日から8月10日までに、被災者や被災地に関係した犯罪が14件起きています。 片付けに使っていた高圧洗浄機が盗まれるなどの窃盗が13件。被災した家の窓ガラスを割られるという器物損壊が1件です。
(住民は―) 「(防犯を)みんなに呼びかければいいんだろうけど、会わんのよね。みんなどこに行ったかわからなくなって」
過去の災害時にはリフォームなどの工事の契約を迫られたり、点検に高い費用を払わされたりするなどの被害も報告されています。 家の修理に入るこの時期に特に注意が必要です。
(玉島警察署 生活安全課/柴床晃明 課長) 「警察のほうでも夜間のパトロール等強化しております。貴重品は家に置かないこと。特殊詐欺等の被害もありますのでお金の話が出たら家族、警察等すぐに相談するようにしてください」