犯罪や事故のない地域を目指す全国地域安全運動が20日まで行われています。岡山市で特殊詐欺の撲滅を訴える横断幕を取り付けた路面電車が運行しました。
岡山市で出発式が行われ、岡山電気軌道と岡山中央警察署の関係者ら15人が出席しました。「特殊詐欺撲滅」などと書かれた横断幕を取り付けた路面電車が岡山市中区の東山電停とJR岡山駅前の間を走りました。
岡山県警によりますと、岡山県での特殊詐欺の被害は、2021年に入って9月までに98件(うち6件は未遂)確認されていて、総額は約2億5500万円です。新型コロナの影響で、犯人と被害者が対面しないような手口が増えていて、警察では「クレジットカードをポストに入れておいて」といった電話に注意するよう呼び掛けています。
(岡山中央警察署/宮本保 署長)
「最近多い特殊詐欺、これに注意していただくよう家族で注意しあって被害防止に努めていただけたら」