利用客を増やすため、バス会社が新しいサービスを導入します。路線バスの位置情報や、運行状況がスマートフォンで分かるサービスを、香川県丸亀市のバス会社が始めました。
新しいサービスを始めたのは、丸亀市を中心に5つの路線を運行している「琴参バス」です。JR丸亀駅前のバス停に時刻表や運行状況が分かるディスプレーを設置しました。
急増している外国人観光客が利用しやすいよう、英語の表示にも切り替わります。また、台風や大雨の際には運休情報も表示します。
さらに、スマートフォンとパソコンで利用できる新しいサービスの提供を始めました。
(記者) 「丸亀城の前をちょうど今、バスが運行しています。このバスの位置情報と連動してスマートフォンの画面に表示されるんです」
琴参バスが、国と丸亀市の補助金を活用して導入したバスロケーションシステム「バスきよん?」です。
運行中のバスの位置情報が10秒ごとに送られてきて、スマホなどで簡単に確認できます。
(バスの利用客はー) 「便利で、寒い時でも早くから(家を)出なくても済むし、5分も遅れたら、行ってしもたんかなと思うときもあるから、そういうのを見てまだ来てないのが分かったら、待っとったらええやんいう感じ」
「バスきよん?」も外国人観光客向けに、英語表示に切り替えることできます。 琴参バスは、今年度中にアプリでの運用も始める方針です。
(丸亀市/梶正治 市長) 「丸亀市に訪れていただく機会とか、高齢者の皆さんの外出機会、バスを利用していただける機会が増えると期待している」