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EVシフトに対応を…岡山の自動車部品メーカー 海外の電気自動車を分解し構造研究

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 電気自動車を分解し、構造を研究します。外国製の電気自動車を分解してその構造や特徴を学び製品の開発に役立てようという試みが岡山市で行なわれました。

 自動車関連企業の支援として岡山県が開いたもので、県内の自動車部品メーカーなど11社が集まりました。

(記者) 「分解を行っているのはこちらのドイツの電気自動車です。ボンネットを開けるとエンジンは無く、作業員が中身を調べています」

 この電気自動車は、ボンネットの中に充電器がついています。

(参加した企業はー) 「ここに充電器の口があるので、挿して、さっき外したボンネットを閉めて充電します」

 解体した車はおよそ600万円で、参加した企業はカーボンで軽量化された外装部品や発電用のエンジンが後ろに組み込まれているなど電気自動車の構造を確認しながら、着々と分解作業を進めていました。

 参加した中には、ガソリンタンクやマフラーの生産に関わる部品メーカーなどもいて、電気自動車への生産移行に危機感を持っていました。

(参加した企業はー) 「電気自動車になるとガソリンタンクもマフラーもいらなくなっちゃうというところで、困ったなというところで、かなり危機感を持って」 「改めて考え方を変えないと難しいなというところですね」

 岡山県は、今年8月、EVに関する新技術や新製品の開発をめざした協定を三菱自動車と結んでいて、産業の振興や地域づくりに力を入れています。

(岡山県 産業労働部産業振興課/松井泰和 副参事) 「(自動車産業は)岡山県にとって基幹産業であるというふうに思ってます。今後進むであろうEVに早めに取り掛かることによって競争力を早めにつけていただくというのが必要だろうと思ってますね」

(三菱自動車工業/伊藤繁さん) 「われわれの会社も、日産・ルノー・三菱のアライアンスの中で、それぞれの拠点の技術を見ながら新しいものを考えてます。その動きに我々の協力メーカーさんもついてきていただきたい」


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