岡山市の両備ホールディングスは、台湾の大手電気バスメーカーのマスター・トランスポーテーション・バス・マニュファクチュアリング(MASTER社)と、MASTER社製のEVバスの国内独占販売に関する合意を結んだと発表しました。
MASTER社は2003年に設立した、EVバスや関連する部品の製造を手掛ける台湾の大手バスメーカーです。MASTER社製のEVバスは高速充電ができることが特徴で、充電を繰り返しながら継続的な運転が可能です。
両備ホールディングスでは、これまでもエンジン車をEV車に改造する「EVコンバーション」など、国内で脱炭素に向けた事業を進めていましたが、大型EV車両の取り扱いを急務としていました。
今回の協定締結で、両備ホールディングスはMASTER社が日本国内で販売する場合の独占的な権利が付与されます。
両備ホールディングスは今後、MASTER社のEVバス車両を2025年までに日本で1,000台以上販売することを目指すとし、両備グループの路線バスへの導入も検討を進めているとしています。