バスジャック事件が発生した際、乗客の安全を確保し、犯人検挙につなげるため、香川県警とバス会社が合同訓練を行いました。
包丁を持った男が、走行中の高速バスをジャックしたという想定です。
訓練は、2000年に起きた西鉄バスジャック事件を受けて定期的に行っていて、香川県警と県内のバス会社8社から、約50人が参加しました。
2台のパトカーが、走行中のバスをはさんで安全な場所まで誘導し、バスを止めるまでの流れを確認。
警察官がバスの運転手に犯人との対応方法を指導しました。 犯人が興奮して、乗客に危害を加えることがないよう、まずは運転手自身が落ち着つくこと。犯人が語りかけてくる場合は否定も肯定もせず、刺激しないことが大切などとアドバイスしていました。
(四国高速バス 高松営業所/藤田治吉 所長) 「バスの中は乗務員1人。あとは乗り合わせたお客様ですから、その乗務員がどれだけ冷静に対応できるかにかかってくる」