四国の経済界のトップらが集まる新年交流会が高松市で開かれました。平成から新しい元号へ、大きな時代の節目を迎える今年の抱負などを聞きました。
四国経済連合会などが毎年開いているもので、企業や官公庁のトップら約470人が集まりました。
(記者) 「この30年で人や物の流れ、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。企業のトップの皆さんはこの平成をどう振り返るのか、そして新たな時代にどんなビジョンを描くのでしょうか?」
(四国電力/佐伯勇人 社長) 「人々の価値観が非常に多彩になった、こういう30年でなかったかなと思います。電力だけ売っているという商売というのはなくなってくるだろうし、ビジネスの広がりをきちっと早く読み取って、そこへチャレンジしていく」
(JR四国/半井真司 社長) 「(平成の)最初は瀬戸大橋の効果が大きくて、堅調に来てたんですがその後、高速道路の伸展等でかなり影響を受けました。人口の減少したエリアで、どういうふうに公共交通を維持していくのか。このへんをしっかり地元の方々と議論しながら進めていくというのが重要」
(高松三越/門岡誠 社長) 「百貨店を取り巻く環境が大きく変わって、お客様の購買行動が大きく変化した。新しいことにチャレンジするマインドを持って、具体的に実行につなげていきたい」
(香川大学/筧善行 学長) 「持続可能な地方分散というのに、できるだけ注力したいと思ってますので。どういうことをすれば人々が地方に目を向けてそこにたくさん移り住んでくるかという魅力づくりに大学も大いに協力したい」
(高松空港/渡部哲也 社長) 「今年は(ゴールデンウイークが)10連休ということで、いろんなところに行かれる方、訪れる方も多いし、さらに瀬戸内国際芸術祭もあり、交流が活発になる年だと思ってます。四国、瀬戸内ナンバー1の空港を目指して着実に足を踏み出していきたい」