岡山市で16日に起きたコンビニ強盗事件でブラジル人の男がスピード逮捕されました。活躍したのは、デビューして2カ月の新米警察犬でした。
警察犬、アースくん。1歳6カ月の若者です。去年3月から訓練を受け、去年11月にデビューしました。
16日午前5時ごろ、岡山市北区のコンビニエンスストアに包丁を持った男が押し入り現金を奪って逃げました。
（記者） 「事件のあったコンビニです。コンビニに落ちていたスマートフォンのにおいを頼りに捜査が始まりました」
アース君が現場に着いたのは事件発生から1時間15分後。スマホのにおいを覚え、その40分後には捜索を開始しました。そして1時間足らずでコンビニから100メートルほど離れた容疑者の自宅周辺にたどり着きました。そして、警察は防犯カメラに映った人物と似ていることなどから、ブラジル国籍の27歳の男を逮捕しました。
アース君たちは毎日足跡追及訓練を行っているそうです。
（記者） 「ちょっとここで足跡つけますね…アースくんは私を見つけることができるのでしょうか？」
1分も経たないうちに見つかってしまいました。
（岡山県警鑑識課／大西渚 巡査部長） 「自分の訓練でやっていたことが成果につながったので、やっていたことが間違いではなかったのかなという安心感が一番大きかったです」
岡山県で去年、警察犬が出動した事件は40件で、警察犬が犯人逮捕のきっかけを作ったのは1件でした。岡山県にいる警察犬の中で一番若いアースくん。これからの活躍も楽しみです。
