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西日本豪雨で決壊した小田川の3支流 本格復旧工事の完了見通しは?倉敷市真備町

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 岡山県は、西日本豪雨で決壊した倉敷市真備町の3つの河川の決壊箇所の修復を6月中旬までに終えたいとしています。しかし、本格的な復旧工事に着手できていない川もあり、雨量が増える出水期までに完了するのか、先が見通せない状況です。

(記者) 「今月9日に工事が始まった高馬川ではマスコミ向けの説明会が開かれています」

(備中県民局/畦坪英敏 主任) 「高馬川の堤防の高さを小田川の堤防の高さと合わせる工事と、堤防の断面を広くする、拡幅して強くする堤防の補強工事となります」

 決壊箇所近くの5人の地権者と話がまとまっため、ここを優先して行っています。備中県民局の職員が今は仮の締め切り堤防を作っていることなどを説明しました。決壊箇所の工事を終えたら上流780メートルにわたって堤防を約30センチかさ上げし、幅を約8メートル広げます。

 決壊した県管理の河川で、本格復旧工事が始まったのは1月の真谷川に続いて2カ所目です。一方、3カ所が決壊した末政川はまだ本格的な復旧工事に着手できていません。

(備中県民局/畦坪英敏 主任) 「地権者の方多くいらっしゃいますのでちょっと時間がかかっている状況ではある」

 もともと1月中に工事を始める予定でしたが、工事区域に約100軒の家があるほか、田畑を持つ地権者などもいて交渉が難航しています。

 県は2月中に末政川の工事の詳細をまとめ、地権者との交渉や説明会の開催を進めていきたいとしています。

(備中県民局/畦坪英敏 主任) 「出水期を迎えるにあたって、こういう仮復旧の段階ですと安全な真備地区が作れませんので、出水期までには何がなんでも本復旧の工事を完成させたいと考えています」

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