高原にも本格的な春の訪れです。岡山県真庭市の蒜山高原でジャージー牛の放牧が始まりました。
JA蒜山酪農の育成牧場では、約450頭のジャージー牛を育てています。23日は、そのうち出産を控えた10頭が放牧地に向かいました。牛舎から1キロほどの道のりの途中、横道に逃れようとする牛たちに声をかけ、呼び戻しながらゆっくりと道を進みます。
まず、水飲み場の場所を覚えさせた後、青々とした牧草地へ放しました。冬の寒い間、牛舎で過ごした牛たちはうれしそうに駆け回ったり、草の匂いを嗅いだりして暖かな高原を満喫しているようでした。
放牧は、今年出産する予定の約100頭を10頭ほどのグループに分けて、1カ月半程度で入れ替えをしながら11月中旬まで続きます。