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藩主の居間として使われていた「延養亭」を特別公開 主室から眺める後楽園は絶景 岡山市

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 岡山市の後楽園で延養亭の特別公開が始まりました。

 延養亭は1700年に岡山藩主の池田綱政が作り、江戸時代は藩主の居間として使われていました。延養亭の主室から眺める後楽園は簡素で美しく、多宝塔や操山など園外の風景も楽しめます。

(公開に参加した人は-) 「外から見る機会をもちろんあったんですけど、今回、お殿様と同じ目線で中から見せていただいて、すごい感動しました。さすがお殿様はぜいたくされてるなと」

 延養亭の茶室「臨い軒」の天井には龍の絵が描かれています。岡山空襲で元の絵は焼けてしまいましたが、今は、倉敷出身の日本画家池田遙邨が新しく描いたものを見ることができます。

 室内には鏡が置かれていて、のぞき込むと龍の姿を見ることができます。延養亭の室内から初夏の後楽園を見られるのは5月26日までです。

(*臨い軒の「い」はさんずいに獣へんに奇)

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