ニュース

うどんで育てた「讃岐うどん雲丹」発売 海の環境改善、フードロス問題解決へ 香川・多度津町

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 廃棄するうどんで育てた「讃岐うどん雲丹」が20日に発売されました。海の環境を改善し、フードロス問題も解決します。

(記者リポート)
「こちらが出荷前の讃岐うどん雲丹の養殖場です。全部で約5500個あるそうです」

 「讃岐うどん雲丹」は、魚や貝のすみかになる海藻を食い荒らすムラサキウニを高松市庵治町沖で捕獲し、廃棄するうどんを与えて養殖したものです。

 香川県や岡山県などで和食店を営業している遊食房屋が、多度津高校海洋生産科と共同で開発しました。

 系列のうどん店から出る廃棄用のうどんを餌として与え、約2カ月養殖します。

 うどんに含まれているタンパク質の一種、グルテンと相性がよく、実入りのいいウニに仕上がったそうです。

 午後5時の発売を前に遊食房屋丸亀店で試食会が開かれ、開発に携わった多度津高校の生徒らも参加しました。

(記者リポート)
「讃岐うどん雲丹をいただきます。うどんの味はしませんがクリーミーでとても甘いです。ウニ独特の苦味はありません」

 「讃岐うどん雲丹」は2個入り1650円で、遊食房屋丸亀店で1日10食限定で提供されます。

(開発に携わった高校生)
「甘くておいしいウニを香川県だけでなく、全国にも広がってみんなが食べて海の大切さを学んでほしい」

(遊食房屋/細川明宏 営業本部長)
「地域の方や漁師、うどん店の皆さんに理解を広めていくことで今後の活動がもっと広がっていくと思う。ぜひ香川に来たら讃岐うどん雲丹を食べたいと思えるような形にもっていきたい」

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース