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あおり運転トラブルで奪われた弟の命…被害者遺族の女性が想い語る 高松市

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 犯罪被害者の実情を知ってもらおうと、交通トラブルにより弟の命を奪われた女性が高松市で講演会を開き、遺族の「想い」を語りました。

(交通トラブルにより弟を亡くした/坂口真弓さん) 「『俺、自分の家族好きやねん』と言っていた悟のことを私たち家族も友達も同じように大好きだったし、大切に思っていました」

 講演会は、犯罪被害者の支援に取り組む「香川県被害者支援連絡協議会」が開いたものです。

 講師で兵庫県に住む坂口真弓さんの弟・悟さんは2000年、あおり運転を受けて当時18歳の少年とトラブルになり、少年が急発進させた車にはねられ、命を奪われました。

 坂口さんは事件後、心的外傷後ストレス障害「PTSD」を発症。講演では、体や心に起きた様々な異変を涙ながらに語りました。

(坂口真弓さん) 「情緒不安定というのは本当に長い間続いて、今でも悪夢っていうのは1年のうちに2、3度は見ます」

 坂口さんは、犯罪被害者の心の傷に寄り添う支援をお願いしたいと訴えていました。

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