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芸術祭で海の復権を…アートと地域づくりを考える「瀬戸内アジアフォーラム」高松市

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 3年に1度の現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭が今年も瀬戸内海の島々を舞台に開かれています。アートをきっかけとした地域づくりを考える国際会議が高松市で始まりました。

 前回、2016年の瀬戸芸に続いて開かれた瀬戸内アジアフォーラムです。15の国と地域から約170人が参加しました。  この中で、2010年の1回目の瀬戸芸の立ち上げから総合ディレクターを務める北川フラムさんが「問題提起」を行いました。

(瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクター/北川フラムさん) 「海はどちらかというと排出の場所で、なおかつ島は隔離されている。(瀬戸芸の)目標はとにかく海の復権、なおかつ島を元気にしていこう」

 北川さんは「都市集中」がもたらした弊害を指摘し、ハンセン病患者の隔離政策が行われた大島や、産業廃棄物の不法投棄で島が二分された豊島を会場に選んだ意味を考えてほしいと訴えました。

 瀬戸内アジアフォーラムは8月24日まで開かれ、会場の島を巡るアートツアーや討論会などが予定されています。

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