来年の東京オリンピック出場に期待がかかる新体操の喜田純鈴(すみれ)選手。喜田さんは9月、東京オリンピックの各国の出場枠数をかけた世界選手権に出場します。 まさに、これから始まる大事な1年を前に、地元・香川でオリンピックへの思いを聞きました。
香川県坂出市出身、新体操の喜田純鈴さん、18歳。長い手足に手具の器用さが武器です。日本体操協会・特別強化選手の指定を受け、2016年からは新体操王国・ロシアに長期留学し、トレーニングに励んできました。
(喜田純鈴さん) 「ロシアは、トップレベルの選手がたくさんいる中で練習できることはすごく刺激になる。自分が足りないところとか、伸ばしていかなきゃいけないところはすごく目に付きます」
現在は、地元・香川に戻って4歳の頃から教わっている劉宇コーチの元で練習しています。
(喜田純鈴さん) 「小さい頃から見てもらっているので、私の癖とか特徴とか全部理解してくれているので、そこがやりやすい」
そして、喜田さんは9月16日からアゼルバイジャンで行われる世界選手権に日本代表として出場。この大会で、東京オリンピックの各国の出場枠数が決まります。
(喜田純鈴さん) 「日本代表として、責任感とか恥ずかしい演技をしてはいけないと思うので、そのプレッシャーに負けないように。1番は自分が後悔しないようにすることと、緊張は絶対すると思うんですけど、その中で自分をしっかり持って自分らしい演技ができるように」
(劉宇 コーチ) 「演技の内容が誰が見ても点数につながるように、彼女の内容にしていきたいし、安定感も出していかないといけないし、本人が練習したものがそのフロアで出せるようにしてほしい」
小さい頃から目標にしていたという東京オリンピックまであと1年。まずは、自分の力でその出場枠を勝ちとります。
(喜田純鈴さん) 「ちょうど現役でそこを目指せる立場で迎えられるということは幸せなことだと思うので、出場できるようにしっかり頑張りたい」