停電の際に緊急車両へ給油するための訓練が、高松市のガソリンスタンドで行われました。
(訓練の様子) 「(指差し確認)異常なし!」
訓練は、香川県石油商業組合が2017年から毎年行っています。
今回は、県内のガソリンスタンドから約30人が参加しました。 震度6強の地震が発生し、停電したという想定で、消防車やパトカーなどの緊急車両へ給油する訓練です。
まず、ガソリンなどのタンクに損傷がないか設備を点検します。そして、緊急用発電機を動かし、電源を切り換えられるか確かめます。
東日本大震災の後、ガソリンスタンドへの自家発電の導入が進み、いまでは香川県内のスタンド約300軒のうち170軒ほどが、停電しても給油できるようになりました。
(記者) 「災害が起こったとき、緊急車両は満タンまで給油することができます」
停電時の一般の車への給油は2千円限定、現金払いのみになることも確認しました。
(香川県石油商業組合/国東宣之 理事長) 「月に1回くらいは発電機を稼働させて、動くかどうか確認と、訓練については、年1回くらいはスタッフの人が参加して、実際動いてみての訓練をしていかなければいけないなというふうに思っています」