昨年の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の中学校に15日、アフリカの音楽隊がやって来ました。
倉敷市真備町の真備中学校を訪れたのは、ウガンダの音楽隊「ワトト クワイヤ」のメンバー26人です。岡山市と倉敷市でコンサートを開くのを前に、昨年の西日本豪雨で被災した生徒を元気づけようと訪れました。
(記者) 「言葉は通じなくても、歌やダンスを通して会場全体が一体となっています」
西日本豪雨で浸水した真備中学校は現在、真備東中学校に建てられたプレハブ校舎で授業を行っています。
音楽隊のメンバーは、貧困やエイズによって家族を失った経験と立ち直った姿を歌やダンスで表現し、生徒たちを元気づけました。
(生徒はー) 「被災して奪われたものもいっぱいあるんですけど、さっきの発表を見ていたら笑顔がすごかったのでこちらも笑顔を大事にしていきたいです」
また、ウガンダの子どもたちは生徒と一緒に給食を食べて交流を深めました。ぎこちないながらも教室は笑顔であふれました。
(ウガンダの子どもはー) Q. 何の食べ物がおいしいですか? 「肉」
(生徒はー) 「ちょっと緊張して全然食べられないです」 「難しいけど楽しいです」
ウガンダの音楽隊、「ワトト クワイヤ」は10月18日に岡山市、19日は倉敷市でコンサートを開きます。