歌の力で背中を押します。元中学校の校長先生が西日本豪雨の被害にあった倉敷市真備町で歌を披露し、被災者を元気づけました。
約40人の前で歌声を披露したのは、倉敷市在住の元中学校校長内田隆志さん(66)です。
(記者) 「内田さんが歌うのは、日常などをテーマにしたオリジナルソングです。真備町の人に元気になって欲しいという願いをこめて、きょうのコンサートは開かれました」
内田さんは東日本大震災の時から被災地の復興支援として、各地で歌を届けています。
6日は内田さんがストーリーを考えた絵本も1人2冊配られました。「悪魔と天使」という、人間の悪い部分と良い部分を描いた新作。
音楽を聞きながら手にとって読んでいる人もいました。内田さんは全部で6曲を披露し、会場に来た被災者は歌と自分の経験を重ね合わせるように聞き入っていました。
(歌を聴いた人はー) 「よかったですやっぱり被災しているので、どうしても涙が出てねぇ聞いていたら」 「来たらすごく元気が出て笑顔になりました」
(内田隆志さん) 「頑張ってこられた皆さんに少しでも癒しになれば、前向きな気持ちになってくださればという思いですよ」