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讃岐国府跡や引田城跡が「国の史跡」指定へ 文化審議会が文科大臣に答申 香川

 “古代の県庁”が国の史跡になります。国の文化審議会は、坂出市の讃岐国府跡や東かがわ市の引田城跡などを「国の史跡」に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

 讃岐国府跡は、坂出市府中町に7世紀の後半から13世紀にかけて存在した、現在の香川県庁に当たる行政施設です。

 平安時代には、学問の神様としても知られる菅原道真が今の県知事に当たる国司として赴任し、4年間この地で過ごしました。

 2009年から9年かけて大規模な発掘調査を行い、2015年の調査では屋根に廂が付いた大型の建物跡などを発見。国府跡のだいたいの規模や時代による変遷なども分かるようになったことが評価されました。

 国府跡が国の史跡に指定されるのは、四国では初めてです。

(坂出市教育委員会/今井和彦さん) 「ようやく国の方で保護されるという答申の見込みが立ってきたということで、非常に感慨深いかなと思っております。埋蔵文化財センターさんと協力しながら、今後の整備とか生かし方こういったものを考えて参れたらと思っております」

 引田城跡は、16世紀の終わりから17世紀初めに、讃岐を治めた生駒氏によって整備されたとされています。  現在も、長さ30m以上、高さ5mを超える「高石垣」などが残り、豊臣政権時代の城の造りがよく分かる遺跡として評価されました。

(東かがわ市教育委員会/萩野憲司さん) 「本市で初めての国指定遺跡となります。まだまだこれから受け入れ態勢も整備しまして、来訪者に魅力を伝えていけたらと思います」

 今回は、他にも観音寺市にある国指定史跡・大野原古墳群に岩倉塚古墳を追加するよう答申がされています。  すべて指定されれば、香川県の国指定史跡は25件となります。

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