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中世の山城跡「勝賀城跡」が国の史跡に指定へ 国の文化審議会が答申 高松市

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 国の文化審議会は、高松市にあった中世の山城「勝賀城跡」を、国の史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

 勝賀城は、高松市の鬼無地区にある標高約365mの勝賀山の山頂に香西氏が築いたとされる中世の山城です。南北朝時代以降に築かれ、戦国時代に改修されたと考えられています。

 城跡の北部には、「曲輪(くるわ)」と呼ばれる平坦な場所が山の尾根に連なるように配置されています。これは、中世の典型的な山城の構造です。

 一方、南部は、城の中心部にあたる「主郭」が土塁で囲まれた複雑な構造です。敵の侵入を防ぐための工夫は16世紀後半からみられるものです。

 1つの城跡に南北で異なる2つの構造が残っていることが評価されました。

 また、主郭の面積は約2000平方メートルで、県内最大規模です。

 指定されれば、香川県では26件目の国の史跡になります。

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