今年5月、岡山県倉敷市の鷲羽山ハイランドで走行中のコースターから席の一部が落下した事故で、国土交通省は4日、「ねじの緩み」が事故原因とする報告書をまとめました。
倉敷市の鷲羽山ハイランドのアトラクション「スタンディングコースター」で、走行中に最後列の背もたれやサドル部分が外れ、地面に落ちました。けが人はいませんでした。
国交省がまとめた報告書によると、事故の原因は落下した席の一部を支柱に固定するねじが緩んでいたこととしています。また、万が一に備えて席の落下を防ぐ装置がありましたが不適切な部品が使われていて、機能しませんでした。さらに点検が不十分だったことも指摘しています。
鷲羽山ハイランドは「真摯に受け止め、点検業者と共に安全確認を徹底して再発防止に努めたい」とコメントしています。