特殊詐欺の被害に遭わないための高齢者向け講演会が、香川県三木町で開かれました。参加者には、意識啓発のイラスト入りエコバッグを配り、注意を呼びかけました。
香川県三木町の老人クラブ連合会が開く「老人大学」。特殊詐欺がテーマの9日は、370人が参加しました。
高松東警察署の廣瀬生活安全課長は被害の実態を話し、ひとごとと思わないよう呼びかけました。 会場では、地区の防犯協会などが作った意識啓発のイラスト入りエコバッグが配られました。
(高松東警察署 生活安全課/廣瀬太志 課長) 「全体の被害の半数は高齢者なんですけれども、最近はメールなどで若い方にも被害が及んでおります。おかしいな、と気付いていただくことですね。ご家族ですとか、警察に相談していただくようにお願いしたいです」
香川県の2019年の特殊詐欺被害は、11月末までに約1億2000万円にのぼっています。