28日夜、香川県の医療体制を検討する医療構想調整会議が開かれ、厚生労働省に「再編の検討が必要」とされた病院のうち、高松市以東の3つの病院は「現在の体制を維持する」ことを確認しました。
高松市から東の地域の医療体制を話し合う、東部構想区域地域医療構想調整会議には、病院の代表や自治体の担当者らが出席しました。
厚生労働省は、地域医療の効率化を図るため、2019年9月に「再編の検討が必要」だとする全国の病院名を発表しました。香川県では、さぬき市民病院(さぬき市)、県済生会病院(高松市)、国立病院機構高松医療センター(高松市)、滝宮総合病院(綾川町)の4つが対象でした。
(香川県の担当者) 「他の医療機関では代替できない医療機能を香川県という地域において提供している。現在の医療機能を維持する必要があると考える」
28日の会議では、東部の3つの病院についてそれぞれの機能を検証し、現状のまま存続する方針を確認しました。 残る西部の滝宮総合病院については、2月4日に検討する予定です。