「はだか祭り」として知られる西大寺会陽が15日、岡山市の西大寺観音院で開かれ、約1万人の男たちが宝木を奪い合いました。
15日夜、岡山市の西大寺観音院で開かれた西大寺会陽。
(記者リポート)
「宝木投下を前に、参加者が身も心も清めています。水は冷たそうなんですが、すごい熱気です!」
福を呼ぶといわれる一対の「宝木」を男たちが奪い合う祭りで、500年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財になっています。
(参加者)
「毎年出ているんですけど、今年も何とか、御福を頂戴したいです」
(カナダから参加)
「これは参加しなきゃ! 一生に一度のチャンスだよ」
裸の男たちが次々と集まり、観客の期待も高まります。
(観客は―)
「毎年来てるんですけど、ドキドキはらはらですよね」
「たくましいですね。これからいよいよという感じで、楽しみにしています」
午後10時、境内の明かりが消え、住職が宝木を投下します。
2本の宝木は1つにまとめられています。宝木には強い香りが付いていて、それを頼りに男たちが争奪戦を繰り広げます。
何かを持って全力で走る人も……!
争奪戦はコロナ禍では行われず、2024年に4年ぶりに復活しました。
激しい奪い合いの末、三木グループと林グループが見事、宝木を手にしました。