新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、マスク不足が深刻です。岡山県津山市の肌着メーカーも生産に追われています。
1973年創業、津山市の肌着メーカー「加茂繊維」です。
下着や靴下などに加えて、約10年前から睡眠時に鼻や喉を保湿する「おやすみマスク」も作っています。洗って再利用が可能なマスクです。
マスクの掛けひもには肌着用の器具を使っていて、長さを調整できます。マスクはメッシュ生地でウイルスの侵入を防ぐことはできませんが、飛沫の拡散を防ぎ、花粉症対策になります。
(記者) 「こちらができあがったマスクです。実際に着けてみます。呼吸がしやすくて止具がついていて長さが調整できるので、耳元も違和感が少ないです」
新型コロナウイルスによるマスク需要の増加を受けて生産ラインを増強し、通常の2.5倍、1日500枚を作っています。
2020年に入ってから2019年の約7倍、約2万枚が売れているということです。
(加茂繊維/角野充俊 社長) 「マスクがないので花粉症の方が本当にお困りだと思うので、そういう方に1枚でも届けばということで枚数制限もして販売させていただいている」