香川県の県立学校では、新型コロナウイルスの影響で休止していた部活動が4月1日から再開できることになりました。高松市の高校でもグラウンドに球児の元気な声が響いていました。
(記者リポート) 「きのうの雨から一転、春の青空の下、1カ月ぶりにグラウンドに球児の姿が戻ってきました」
香川県の県立学校は3月3日から臨時休校し、部活動も休止となっていましたが、授業は4月6日、部活動は4月1日から実施できることになりました。 そのため、高松商業高校の野球部も4月1日、練習を再開しました。
(高松商業高校 野球部/長尾健司 監督) 「今までの野球の常識で、考えられないようなことが起こっているので、正直戸惑っている」
高商では、登校前の自宅での検温やこまめな手洗い、アルコール消毒や換気を徹底するよう呼び掛けています。 また、練習時間を2時間に短縮したほか、45人の部員を6つのグループに分けて時間差で登校させ、大人数で練習しないようにしています。
(高松商業高校 野球部/長尾和真 主将) 「みんなとやれるっていうのは楽しいですし、1カ月間離れていたので新鮮な感じでした。大会がある前提で準備をすることが今できることだと思うので、大会に向けてしっかり準備をしていきたい」
(高松商業高校 野球部/長尾健司 監督) 「今の高校3年生、大学4年生、本当に最後だと思うんですよね。とにかく最大できる準備を僕らの中でやって。あとは、ウイルスに打ち勝って大会ができるという状況をみんなで作っていく一人一人の努力だと思うので、それを信じて準備していくしかない」
県教委は他校との試合などはしないよう要請しています。 香川県高野連では、3月18日に開幕予定の春の香川大会について延期や中止、無観客試合などを視野に再度協議する方針です。