放課後、部活動に励む生徒の姿が戻ってきました。香川県では6月1日、県立学校が再開しました。高校生は練習の成果を発揮する舞台が失われるなか、新たな目標に向けて前を向いていました。
琴平高校の剣道部では、約3カ月ぶりに本格的に練習を再開しました。 新型コロナウイルスへの対策として、当面、対人稽古を自粛し、足さばきや素振りを中心とした練習に励みます。
(剣道部男子/宮田武 監督) 「面をつけての感触とは違うと思うし、実際に打たれるとか打つとか、駆け引きの部分では少ないかなとは思うけど、瞬時に判断できるような体にしていくという部分で、少しずつ慣れて」
インターハイと県総体は中止となりましたが、香川県教委と県高体連は県総体に代わる剣道の大会を検討しています。
(剣道部男子/槌谷拳侍 主将) 「インターハイ、総体なくなったことで、ショックな部分はあるんですけど、それで腐らずに、次の目標に向けて、頑張っていくことが大事だと思います」
一方、高松商業高校ではー
(高松商/長尾健司 監督) 「ハイタッチなしで笑顔でいいプレーはしっかり評価してやってください(さあ、行こう!)」
高松商業高校野球部は、4月1日に一度練習を再開しましたが、1週間ほどで再び休止していて、約2カ月ぶりの練習となりました。
(記者リポート) 「久しぶりのグランドでの練習に選手たちは、はつらつとした表情で取り組んでいます」
再開に当たっては、「自分の水筒で水分補給をすること」や「道具の貸し借りを原則禁止すること」など12の新たなルールを設けました。
夏の甲子園は中止が決まりましたが、香川県高野連は独自の県大会を行う方針で、6月5日の理事会で内容を決める予定です。
(高松商/長尾和真 主将) 「やってやるぞっていう雰囲気が前面に出ていて、いい表情をしているんじゃないかなと思います。甲子園っていう舞台はないんですけど、全員で2連覇を目指して頑張っていきたいという気持ち」