この春、センバツ高校野球など多くのスポーツ大会が中止となる中、5月に予定されていた身体障害者野球の全国大会も中止が決まりました。 5日、サクラが咲き誇る岡山県高梁市のグラウンドに、身体障害者野球チーム「岡山桃太郎」の選手たちが集まりました。
(岡山桃太郎/杉野正直 代表) 「センバツは無くなりましたけど、練習はできるときにやりたいと思うので、けがのないよう頑張りましょう」
岡山桃太郎は、5月16日、17日に神戸市で開かれる全国大会に出場する予定でした。しかし、全国から選手が役員が集まるのは感染のリスクが高いと中止が決まりました。 岡山桃太郎は、2019年のこの大会で、過去最高の準優勝でした。 肘の手術の影響で2019年の大会に出場できなかった、エース・早嶋健太さん(24)は今回の大会に特に強い思いがありました。
(岡山桃太郎/早嶋健太さん) 「手術して1年経って全国大会。そこが1個の目安というか、そこを目指して調整してきたところがあったので。目標が一つ無くなったというのがすごく大きくて…」
岡山桃太郎は、今後の活動についても、改めて検討する方針です。
(岡山桃太郎/早嶋健太さん) 「次の大会まで時間もあるし、もう一回、皆で気持ちを作って、まず楽しい野球をしたいと思います」