国が一律10万円を支給する定額給付金のユニークな使い道です。新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んでいる岡山市のカフェが3日、定額給付金を利用したランチの無料提供を始めました。
岡山市北区中山下にあるカフェ「EXCAFE」です。
代表の杉本克敬さん。岡山県で緊急事態宣言が解除されても、客足は戻らないと話します
(EXCAFE/杉本克敬 代表) 「まだ皆さん色々気を付けられてる、急激に回復したという印象は個人的にはない」
そんな中、杉本さんは自ら受け取る10万円の特別定額給付金を使って、ランチの無料提供を始めました。
3日のメニューはキーマカレー。メニューは日替わりで1日最大15食を提供します。
(杉本克敬 代表) 「外で食事をすることはきっと気分が皆さん変わると思うので、無料で来やすくハードルが下がれば、よりたくさんの方に楽しんでいただけるのではと考えて、この企画を計画しました」
(記者) 「食事を終えた後お客さんは、こちらのシールをボードに貼ったりメッセージを残したりすることができます」
企画したのは、中国デザイン専門学校の学生です。提供の数が増えるとリンゴやレモンなどのフルーツが実っていき、作品が完成する仕掛けです。
(杉本克敬 代表) 「ビジュアルでもこの企画を楽しんでいただけたらと思って、力を貸していただいている」
(学生はー) 「料理を通じて、デザインを通じて皆が繋がっていけばいいな」
ランチの無料提供は28日まで続ける予定です。