経済的に困っている学生を支援しようと、香川大学でうどんが無料でふるまわれました。
(瀧川奈津希リポート)
「うどんが次々と学生たちの手に取られています。すごい行列です」
高松市の香川大学幸町キャンパスで、1年生にうどん300食が無料で提供されました。生協のスタッフが手打ちで作ったもので、その名も「1年生応援うどん」です。
学生たちはうどんのコシを楽しみながら美味しそうに頬張っていました。
今回の取り組みは、新型コロナの影響などで経済的に困っている1年生を支援しようと、大学が企画したものです。
卒業生からの金銭的な支援や、奨学金事業などを行っている独立行政法人「日本学生支援機構」からの助成金で費用を賄いました。
(香川大学 学生生活支援課/成重伸昭 課長)
「コロナ禍で困っている学生さんが多いと思いますので、アルバイトがなかなかできないとか、仕送りが少なくなったという声が窓口にも届いています。少しでも食費を支援したいということで、学生の笑顔を少しでも見たいという思いで企画しました」
(一人暮らしの学生は―)
「昼ごはんが無料になるというのはありがたいことです。金銭的にも」
「一人暮らしを始めてから、スーパーとかに行って『あ、結構するんやな』というのが分かってきたので、1食分浮くのはうれしいです」
1年生へのうどんの無料提供は16日も行われます。