国が1人あたり10万円を配る特別定額給付金について、高松市で給付が終わった世帯は申請があったうちの5パーセントほどにとどまっていることがわかりました。
高松市の大西市長が9日の会見で明らかにしました。 高松市は5月24日まではオンラインで、25日からは郵送で申請を受け付けていて、6月5日までに全世帯の約8割にあたる16万2千件の申請がありました。 しかし実際に支給されたのは8326件と、5パーセントほどにとどまっています。
遅れの理由について大西市長は「郵送の受け付けを始めて1週間で大量の申請があり、処理に時間を要している」と述べました。その上で、業務委託している広島県の事務所について、現在の60名体制から増員し、処理能力を強化する方針を明らかにしました。
また高松市は、去年香川県が公表した洪水浸水想定区域を基に新しい洪水ハザードマップを作成しました。 6月下旬から高松市の全世帯に配布されるということです。