岡山県倉敷市にこの春入った職員が新型コロナウイルス対策を踏まえた避難所の設営を24日、学びました。
倉敷西小学校で研修を受けたのは、2020年度から倉敷市に勤める職員40人です。
倉敷市は2018年の西日本豪雨の際、発災直後の7月7日時点で55カ所の避難所を開き、5500人以上の避難者の対応にあたりました。
(倉敷市防災推進課/渡邉直樹 課長) 「この写真を見といてください。避難所がこの状態だとどうか、まずいなと思いませんか。まさしく3密です。これをいかに避けるかがきょうの演習の命題です」
参加者は西日本を中心に激しい雨が振り、倉敷市が「避難準備、高齢者等避難開始」を発令した直後という想定で、避難所の設営訓練を行いました。
(記者) 「避難所の受け付けには、新型コロナウイルス対策のためにマスク、アルコール消毒、そして検温がいち早く導入されました」
参加者は受け付けにビニールの仕切りを設置したり、避難者同士が密接になるのを防ぐためにベッドの間隔を空けたりするなど、新型コロナウイルスへの対応も踏まえて誘導やレイアウトを工夫していました。
(研修に参加した倉敷市職員はー) 「コロナの対策、形そこまで完璧にならなかったんですけど、それぞれの区画ごとにビニールとかで、覆いを作ってオリジナル性は出せたかなと」