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巨大恐竜の顔が間近に 岡山理科大学の恐竜学博物館がリニューアル 岡山

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 モンゴルのゴビ砂漠などで恐竜研究を進めている岡山理科大学が学内の恐竜学博物館をリニューアルし、報道関係者に公開しました。

(記者) 「獲物を捕らえる歯は12~13センチあります。そして肉を切り裂く(歯の)ギザギザが間近で観察できます」

 タルボサウルスはティラノサウルスに近いグループの肉食恐竜です。巨大な頭が特徴です。今から約7000万年前、モンゴルなどアジアに生息しました。

(岡山理科大学・恐竜学博物館/奥田ゆう 学芸員) 「下顎の後ろに大きなへこみがあります。ここにも大きな空間が空いています。実はここに口を閉じるための筋肉がついています。他の恐竜に比べるとここの隙間がすごく大きいので、ものすごく強い力でカプっと」

 モンゴルのゴビ砂漠などで恐竜の調査・研究を行っている岡山理科大は2018年3月、学内に「恐竜学博物館」を開館しました。

 今回のリニューアルで化石のクリーニング作業など研究現場がより間近で見学できるようになりました。

(岡山理科大学・恐竜学博物館/石垣忍 館長) 「恐竜学の現場がある博物館、そういうものを目指そうということでこういう展示にしました」

 モンゴルなどに生息した小型の植物食恐竜、プロトケラトプスは、大きくなった成体から小鳥サイズの幼体まで展示しています。

 こちらは埋もれた状態で展示された幼体の化石です。

(岡山理科大学 生物地球学部/林昭次 講師) 「うまれたての赤ちゃんが集団で見つかった化石と言われています。もしかしたら巣の跡」 Q.産卵直後の可能性? 「十分にあり得る。調べてみると卵のかけらがあったりとか、可能性としてはある。これから新しいことが発見できる、展示物を見て発見できるものばかりを展示しています」


 恐竜から鳥類への進化を学ぶ展示などもあります。

 岡山理科大学の恐竜学博物館は、23日から一般公開されます。新型コロナウイルスの感染対策で予約制での見学です。

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