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岡山理科大所蔵の恐竜の化石は「コリトサウルス」と判明 広域な生息域か

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 岡山理科大学が所蔵する恐竜の化石の種類が「コリトサウルス」だと確認されました。従来考えられていたより、広い範囲で生息していたことが分かりました。

 1989年にアメリカ・モンタナ州の農場で見つかった恐竜の全身骨格化石です。所蔵する岡山理科大学の高崎竜司研究員らのグループが、トサカと呼ばれる頭部の突起の骨の特徴などから「コリトサウルス」であると確認しました。

 コリトサウルスは約7600万年前、白亜紀後期に繁栄したハドロサウルス類に分類される植物食の恐竜です。体長は約8mです。

 コリトサウルスはこれまで、カナダのアルバータ州で数十体の化石が見つかっていました。今回の化石が出てきたのは、そこから南に300kmほど離れた場所で、カナダ以外での確認は初めてです。

(岡山理科大学 生物地球学部/高崎竜司 研究員)
「国境をまたぐのは、コリトサウルスだけなのか、それ以外の恐竜も同じようなことをするのかという方向に今後改めて目がいって、そういった研究が進めばいいなと思います」

 コリトサウルスの化石は岡山理科大学恐竜博物館に展示していて、誰でも見ることができます。

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