香川県土庄町豊島の太陽光発電所建設問題です。業者は20日に着工を予定していましたが、住民が予定地への通路を封鎖したため、断念しました。
(記者リポート) 「豊島の太陽光発電所の建設予定地への進入路です。住民が車を置いて進入を防いでいます」
車には、「豊島自治連合会の管理地なので通行しないように」と貼り紙がしてあります。
(豊島自治連合会/木村益雄 会長) 「住民としてはきちっとした説明会。それに対応して強度計算をきちっと説明していただく必要があると思うんですね」
広島県の業者は20日の着工を島の全戸に文書で伝えていて、20日は工事の請け負い業者が予定地に入り、草を刈るなど着工に向けて準備をする予定でした。しかし、入ることができず引き返しました。 業者側の代理人弁護士は、「関係法令を守りながら住民の理解を得て工事を進めたい」と話しています。
この問題では住民側が「予定地は土砂が軟弱で崩れる恐れがある」などとして7月8日、高松地裁に工事中止の仮処分を申請しています。