新型コロナウイルスの影響で厳しい観光産業を支援する「GoToトラベルキャンペーン」が22日から始まりました。スタートから1週間、旅行客やJR、旅行代理店の反応はどうなのでしょうか?
(記者) 「GoToキャンペーンから1週間です、観光地岡山の街の声を聞きました」
(観光客はー) 「栂池高原に行きたかったんですけど、コロナが増えてきたから岡山後楽園に日帰りで来ました。消毒のティッシュと除菌と、つり革をつかんだときに消毒したりレンタカーとか借りたときはハンドル拭いたり」 JR西日本岡山支社によりますとGoToキャンペーンが始まる前、岡山駅の休日の利用状況は前の年の半分ほどでした。4連休も前日と初日しか増えなかったそうです。
(JR西日本岡山支社/平島道孝 支社長) 「今まで見たことのないような数字です。旅行された方もいらっしゃいますが、少し短めに1泊2日とか日帰りだとか、そういった方も多かったのではなかろうかと推察しています」
旅行代理店も頭を悩ませています。
(近畿日本ツーリスト中国四国/斎藤亮さん) 「JRを使って東京に行く商品はたくさん売っていたので、非常に痛いです」
中国地方にある近畿日本ツーリストの店舗では、東京方面への旅行が国内商品の6割を占めています。東京での感染拡大を受けて厳しい状況が続いています。
一方で需要が増えている旅行商品もあります。
(斎藤亮さん) 「近場の宿泊、特に車で1泊や2泊で行く旅行が非常に人気となっています」
車で移動できる近い県で、貸し切りの露天風呂や部屋で食事を楽しめる宿が人気です。
26日まで「GoToトラベルキャンペーン」で割引を受けるためには、旅行者が宿泊証明書などを提出する必要がありました。 27日からは、旅行代理店やホテルが割引後の価格で旅行商品を販売できるようになりました。
(旅行を計画している人はー) 「実際にどれくらい割引されるっていうことが目に見えて分かるので、旅行に行きやすいかなっていうのはあります。ちょっと怖いなと思うんですけど車とかで行くので人混みを避けて行こうかなと」