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GoToトラベルキャンペーンがスタート 岡山でも期待と不安の声が上がる

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 23日からの4連休を前に、国の観光支援策「GoToトラベルキャンペーン」が始まりました。新型コロナウイルスの 影響を受ける観光産業を支援しようと国内旅行費用の最大半額程度を補助するこのキャンペーン。感染拡大傾向も続く中、岡山の玄関口で旅行者の声を聞きました。

 23日は平日とあって、午前9時ごろのJR岡山駅は、大きな旅行カバンを持った人の姿はまばらでした。

(JR西日本 岡山支社/石井裕久 営業課長) 「大きな変化はないなというふうに感じています」

 旅行者からは、キャンペーンで補助を受けられるか分からないなどの不安の声も聞こえました。

(福岡から四国へ) 「高知のアンパンマンのミュージアムに行こうかなと思ってそこが一番楽しみです。もう1年以上出掛けられてなかったので」 「どれくらい影響があるのか分からないんですけど、ちょっと出掛けてもいいのかなという気には正直なってしまっています」

(福岡から倉敷へ) 「倉敷に行きたいなと。もともと結構前からこの日と決めていて、その後GoToキャンペーンが決まって始まったのでちょっと重なってしまった」

(愛媛から石川へ) Q.旅行客は少ないですか? 「少ないと思う。業者にも聞いてみたけどまだ分からない、やり方が分からないってことが返ってきた。宿代だけは返してくれるかなと期待してるんですけど」

(記者) 「倉敷市の観光地、美観地区です。歩いている人はまばらで、平日とはいえ連休前としては少し寂しく感じます」

「GoToトラベルキャンペーン」は個人で手配した交通手段は対象にならないなど、細かい規定があります。観光客からも戸惑いの声が聞こえました。

(滋賀から) 「美観地区のパフェが有名なのでそれを目当てに来ました。(子どもがいて)人混みは避けたいのとできるだけ車で行きたかったので車で来たんですけど、(割引の)対象にならないかもしれない」


(奈良から) 「マスクは暑いんですけど外さないようにしてます。(割引の)適用の仕方が分からなかったから適用されるのを待っていたけど、結局分からなくて普通に来ました」

(記者) 「こちらの店はお土産を販売していますが、きょうは扉を閉め休んでいます」

 キャンペーンが始まっても土日のみの営業を続けている店もあります。そこには、観光地ならではの理由がありました。

(くらしき川舟流し/瀧伯夫さん) 「今お客さんがいないというのは外国人がいないと。そりゃ来てもらいたいですけどね」

 倉敷美観地区の風物詩、川舟流しも23日の運航本数は2019年の半分です。緊急事態宣言前は利用客の約半数を台湾などからの外国人が占めていました。

 さらに影響は美観地区近くのホテルにも。  倉敷国際ホテルでは宿泊数の約2割が外国からの利用者でした。新型コロナの影響で外国人の客がゼロになりさらに追い打ちをかけたのは…

(倉敷国際ホテル/藤井徹海 総支配人) 「(東京除外の)発表があった夕方から翌日にかけて首都圏のお客さまで、このホテルで約50名キャンセルがございました」

 23日からの4連休の稼働率は40パーセント台と例年の半分ほどです。それでも今後、キャンペーンに期待し感染防止に力を入れています。

(藤井徹海 総支配人) 「(GoToトラベルキャンペーンは)国内から大勢のお客さまがお越しいただける非常にありがたい制度と思っています。従業員もお客さまも安心いただける安心して働けるホテルでありたいと思っているので、精いっぱいお迎えする準備はしております」

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