直島での日常が漫画になりました。小さな女の子とその家族のやりとりを描いた漫画が8月に発売されました。作者は、インスタグラムで10万人以上のフォロワーを持つ香川県在住の漫画家です。
(記者リポート) 「書店の入り口近くに並んでいるのは、直島在住の漫画家さんの作品なんです」
8月11日に発売された漫画「みーたん!」。 漫画には小さな女の子、みーたんとその家族が描かれています。
作者は兵庫県出身の漫画家まつざきしおりさん(33)。 「みーたん!」はまつざきさんが自分の娘を描いた作品なんです。
(まつざきさん) 「娘の面白かったりとか、かわいいなぁって思ったりとか、キュンとしたところは、漏れなく描きたい」
まつざきさんは大阪の企業で働いていましたが、25歳の時に大学時代に惚れ込んだ直島に単身で移住。 直島の男性と結婚し、長女の出産をきっかけに2014年から直島での生活を題材に漫画を描き始めました。
(まつざきさん) 「好きなところで昔諦めた、小学校とか社会人になって挑戦したけどダメだった夢を、もう1回頑張ってみてもいいんじゃないか」
今では、漫画を投稿しているインスタグラムのフォロワーは11万人に。そんなお話を伺っていると…。
(まつざきさん) 「帰ってきました。ちょっといいですか?」
(まつざきさんとみーたん) 「お疲れ、みーちゃん。暑かったなぁ。でも、金曜日だから休みやであした」
まつざきさんの娘、みーたん(7)。漫画を読んだというみーたんに、おすすめを聞いてみました。
(みーたん) 「あ、これだー」
(まつざきさん) 「空の段ボールに座ったら重みで沈んで、すぽって入っちゃった」
(みーたんとまつざきさん) 「どこが好きなの?」 「ぐしゃぐしゃなところ」
漫画には直島での日常が生き生きと描かれています。
(まつざきさん) 「言った言葉は、娘の成長日記でもあるので、極力変えないように。単純に親心としてそのままの形を残したいという、そこが強いんですけど。息抜きみたいな感じでおやつを食べるとかコーヒーを飲んでほっとするとか、そういう感覚で、ちょっとでも私の漫画が知らない人の笑いの時間になればうれしいなって思いながら描いてますね」