香川県まんのう町のため池でけがをしているコウノトリが見つかり、保護されました。香川県で保護されたのは初めてとみられます。
(野口真菜リポート) 「こちらがコウノトリが見つかった池です。当時はじっとしていて、弱っていたということです」
23日午後3時ごろ、香川県まんのう町のため池で通行人が池に浸かっているコウノトリを見つけ、警察に通報しました。駆け付けた警察官5人がコウノトリを素手で捕獲し、小型の檻に入れて琴平警察署の駐車場で一時保護しました。
コウノトリは発見された当時衰弱している状態で、おとなしかったということです。
(生活安全課/多田将志 係長) 「暴れることもないので、素手で体を支えてケージの方に移しかえました」
コウノトリは午後4時半頃、香川県のみどり保全課の職員に引き渡され、高松市の野生鳥獣保護センターに運ばれました。
みどり保全課によりますと、コウノトリはここ2、3年香川県でも冬場にため池で20羽ほどが見つかることがあるそうで、徳島県鳴門市で繁殖しているものが、えさを求めて飛んで来ているのではないかとみています。
コウノトリの保護は香川県内では初めてだとみられます。