コロナ禍でのシーズン開幕です。バスケットボール、B2リーグの香川ファイブアローズは、10月3日に今シーズンの開幕戦を戦います。新型コロナの影響でコーチや選手の合流が遅れるなど、いつもとは違うスタートですが「共に前へ」をスローガンに一つ上のステージを目指します。
(白戸ゆめのリポート/8月28日 牟礼総合体育館) 「ヘッドコーチがきょうから合流ですが、久々を感じさせないくらいコミュニケーションが活発に行われています」
プロバスケットボールB2リーグの香川ファイブアローズ。7月に練習を始めましたが、母国・ニュージーランドに帰っていたポール・ヘナレヘッドコーチは合流が2カ月近く遅れました。
(香川ファイブアローズ/ポール・ヘナレ HC) 「コートに戻ってこられたのは気分がいいし、ニュージーランドにいる間もオンラインで練習を見ていたが、実際にコートの上で指示をしてコミュニケーションを取るのは格別なものだなと思いました」
その後、外国人選手もチームに合流しました。
(3シーズン目/テレンス・ウッドベリー 選手) 「戻ってこられてとてもうれしい。去年の中心メンバーが残ったことは本当に大きいと思うので、もともとあるチーム力をさらに高めていきたい」
2018年から所属するテレンス・ウッドベリー。昨シーズンは1試合平均32点をあげ、B2の得点ランキング首位を独走していましたが、2月の試合中に左ひざを負傷。残りの試合に出場することができませんでした。
(昨季けがで離脱/テレンス・ウッドベリー 選手) 「ケガやコロナなど自分の人生の中でのひとつ大きな出来事だったと思っている。プレー出来なかった分、より自分と向き合うことができた」
現在は別メニューをこなしながら調整を続けています。
(昨季2月にけがで離脱/テレンス・ウッドベリー 選手) 「個人のタイトルはもちろんゴールではあるが、結果にこだわらず自分がどれだけベストな状態、昨シーズンよりも強い状態でもどってこられるかが大切」
新型コロナウイルスの影響で途中で打ち切られた昨シーズン、ファイブアローズはBリーグ発足後、最高の「地区2位」という成績を残しました。
B2は昨シーズンまで18チームが3地区に分かれて戦っていましたが、今シーズンは新型コロナの影響で16チームが東西2つの地区で争うことになりました。西地区のファイブアローズが目標に掲げるのは「リーグ優勝」です。
新型コロナ禍で多くの苦難に襲われた2020年。「共に前へ」をスローガンに悲願のB1昇格を目指します。
(香川ファイブアローズ/兒玉貴通 主将) 「応援してくれる人の大切さというのは、去年、無観客試合をしてよりいっそう感じたので、はやく香川ファイブアローズとファン一丸で早くシーズンがスタートして、チームとして戦いたいというのが一番の思いです」
ファイブアローズは10月3日、アウェーで名古屋との開幕戦に臨みます。また、10日・11日にはホームで奈良と対戦します。